「話題になるコンテンツ」づくり
基本的に話題を起こすには、3つの要素
1つ目は、読み手が読んでイイネしてくれるか。
2つ目は、読み手がシェアしてくれるか。
3つ目に、メディアに取り上げられるか。
再生ボタンを押されるにはタイトルやアイキャッチが目立っていないとダメですし、シェアされるためにはシェアしたくなる読了感をつくらないと・・・・。
またメディアは多くのユーザーに見に来てもらうために、ユーザーのためになる情報を求められます。メディアに取り上げてもらうためには、必然とユーザーが読みたい情報を提供する必要があります。
3要素をもとに「ユーザーをいかに惹きつけるか」を意識して、コンテンツを作ります。
◆ゼロからつくるのは難しいので、そのコンテンツの中身とは関係ないものをかけあわせたり、ある要素を突出させたりします。
◆広告に見せないようにすると云うよりは、ユーザーが時間を費してでも見てよかったと思えるよう、コンテンツの中に「ギャップをつくる」ことを意識します。
例えば、映画やCMのように「すごくて当たり前」ではなく、素人が撮った風のフレームで、日常で不意に凄いことが起こったほうがギャップが・・・・、最後まで見てもらえる傾向があります。
ユーザーに「リアルな日常だな」という印象を植え付けたあとで、突然OLが暴れまわるギャップを与えたり・・・・。
ハプニング動画やドッキリ動画がおもしろいのは、日常の中で突飛なことが起きるから・・・・。「ギャップをつくる」ことで興味が引けるのでは・・・・。
何で有名になりたいのか!、何で話題になりたいのかが大切です。
伝えるべきことをしっかり伝えて、広告的に機能していないと全く意味がありません。
話題になっているものを見ても、「全然商品のこと言ってないなあ」と感じることも多々あります。
コンテンツが話題になったから認知が上がるのかというとまた違う話です。「これは商品を売りやすくするためのコンテンツで、これは話題になります」というのが広告ではと思います。そこがないと、本当に話題になっただけでなんの機能も果しません。
「どれだけ企業の伝えたい部分を伝え、世の中の人に受け入れられるか」と云うのかは常に考えたいものです。
チームでブレストする際は「企画を開発する」
ブレストとは、参加者がそれそれの考えを出し合い、掛け合わせて考えることで新しい発想や方法、手法、施策、戦略までを導き出すことを目的にしたミーティングの方法です。
ある程度固まった状態の企画を持ち寄り、どうやって表現していくのかを膨らませます。「なにを伝えるのか」「どのように伝えるのか」を突き詰めるイメージです。
基本的には企業と社会、両方が交わるポイントを探すことがアイディアのベースになります。
企業は利益を追求しているので、社会のために役立つポイントが必ずあるはず。両者の接点を見つけ、ユーザーが見に来てくれるための表現に落としこみます。
例えば、会社でも通勤電車の中でも疲れている日本人の姿をユーザーの共感ポイントにし、「通勤時間検索でいい家を探して、通勤時間を楽にしよう」とアプローチをしてみたり・・・・。
世の中の現状を統計的に知りたいときにはインターネット調査を使って認知度などを測り、コンテンツづくりに役立てています。
日本で話題になっている広告はもちろんですが、広告祭の受賞作をはじめ、海外の新しい広告も見ます。
SNSを使って、今どんなことに興味があり、なにを発言しているのかもチェックしては企画を考えたいです。
◆Twitterのアンケート機能を使って、コンテンツづくりのヒントを得る。
調査結果もコンテンツになりうる
Webでアンケートを配信し、回答してもらう仕組みの「インターネット調査」は、コンテンツ制作において主に2つの使い方ができます。
- 調査結果を「ニーズ」の分析に使う
- 調査結果そのものを「コンテンツ」として使う
調査結果から「いま、どんなものが話題になっているのか」「社会はどんな情報を求めているのか」を把握できます。
調査結果そのものをタイトルに差し込むなど、コンテンツ自体にもなりえます。
インターネット調査の活用法5つ
- リアルユーザーの声をベースにした「ペルソナ」設計ができる
- ユーザー共感を生みやすい「旬なテーマ」設計ができる
- リアル情報をもとにした「インフォグラフィック」や「ランキング」等の設計ができる
- 一次情報をもとにしたオリジナルコンテンツを効率良くつくることができる
- 定点調査でユーザーの嗜好の変化を予測できる
ネタが不足すると「まとめ記事」形式へ逃げてしまいがちですが、そんなとき調査データを活用してみると新しいネタが埋もれてるかも・・・・。
コンテンツの裏付けができ、調査結果をコンテンツにできるとはいっても、回答が多く集まらなければ説得力に欠けてしまいます。
回答を得やすいアンケート作成の3つのコツ
1、回答者の口調に合わせ、専門用語などは簡単な日本語に置き換える工夫をすること。また、質問文の長さを意識的に短くすることで最後まで読み進めてもらうことができ、回答率の向上につながります。
2、「こう言わせたい!」という質問者の意図が見えた時点で、その調査は意味のないものになってしまいます。インターネット調査の前にあらかじめ考えた仮説へ誘導しないように意識しましょう。
3、回答矛盾が発生したデータが含まれていると、データの質が悪くなり統計データとして使えない可能性もあるので、質問者は分岐設定や選択肢の精査が必須となります。
果たしてそのコンテンツが本当にクライアントの課題解決になっていくものなのか? ユーザーのためになるものなのか?考えてみましょう。